准看と正看のアセスメント能力の違いは大きい
准看護師として働き始めると、正看護師である同期との差が少しずつ見えてきます。記録の書き方
新人が入職してすぐにぶち当たる壁が記録。電子カルテだったら、その使い方も覚えなくてはいけません。その病院ごとで看護記録の方法も違います。今はSOAPが多いでしょうか。この方法で記録を書くとまず、「無駄なこと書きすぎ」「アセスメントができてない」と先輩から注意を受けます。
先輩が書いた記録を見て、真似して書くんですけど、全然記録はうまくなっていかないんです。なんでかな?と考えたときに、アセスメントの力がないからなんだとわかりました。
今得られる情報から、患者さんの体の中では今何が起こっているかを理解し、今看護師ができることは何か、今後どのようなことが起こりうるかを予測する力(知識)が正看護師よりも劣るのは痛いほど実感させられました。やはり、学校で学ぶ内容は全然違いますね。
記録に手間取ると、残業確実です。私はいつも記録が遅く、残業していました。指導してくれる先輩看護師には、いつも申し訳なく感じていました。
知識の差を埋めるために
自己学習しました。でも、いざ勉強しようとしても、何からやったらいいかわからないもんです。とりあえずはアセスメント関連の参考書を買ってみました。なんか違うんですよね。一番いいのはもう一度学校へ通うことですが・・・それはもう無理なので。1日の業務において、疑問に思ったこと・わからない用語や疾患などをメモし、その日のうちに家で勉強する。そんなことをできる範囲で行っていました。
例えば、乳がんのため、右乳房切除の既往がある患者さんで、持続点滴は右上肢にしてはいけないのはなぜ?ワーファリン内服中の患者さんには納豆禁の食事う提供するのはなぜ?透析患者さんの内服は透析日と非透析日と内容が違うのはなぜ?
このように、日々の業務でのなぜ?どうして?を大事にし、追求し、根拠を理解する。業務中に追求していくと仕事にならないので、帰ってから追求していくことをやっていました。
准看護師でもやれるんだぞ、という気持ちで頑張っていましたが、どんどん経験を重ねるごとに、パンクしちゃいました。追求しすぎたらだめですね、自分の基本的な知識がすくなすぎたのです。
正看護師いいなーとここでも感じていました。